大会当日。

風邪で欠席…..

しかし、その結末を話す本人の表情は明るく、次の試合に向けて選手になれるように努力を続けるという旨の決意表明もあった。診察の頻度は毎週から隔週、そして月に１回と、減らしていけるようになっていった。

その後の活動レベルはほぼ以前の状態に戻り、生理も再開した。

新学期になる頃には内服も終了し、時折便秘傾向を主訴に受診した際には、羸痩なく中学２年生の女子相応にふっくらした印象もでてきていた。駅伝大会の選手として走るなどの活躍をしているとのことであった。発症当時のことを笑って振り返ることもできるようになり、同級生の男子に「太っている」と言われたことがきっかけで痩せようとしたことや、先日その男子の上履きをゴミ箱に捨ててやったという復讐の告白もあった。（やれやれ）